夫婦喧嘩を見続けると子供は結婚しない?毒親育ちの私が結婚した理由

両親の喧嘩を毎日のように見続けてきた私は、
「これが夫婦の普通なのであれば自分は結婚しなくていいや。」
そう思って過ごしてきました。
そして、大人になってからは
「あれが普通じゃないのであれば、普通を知らない私は結婚しなくていいや。」
そんな考え方になっていました。
それでも、タイミングと縁ってすごいもので、
30歳直前にして、結婚生活を送っている今があります。
夫婦喧嘩を見続けるような幼少期の私が、結婚に憧れなかった理由、
それでも結婚した理由をお話していきたいと思います。
夫婦喧嘩を見続けると子供は結婚しない?
意図的に結婚しない、という人が多いように思います。
- 育ってきた家庭環境が悪く、悪いイメージしかない
- 自分なんかは幸せになれないという自己肯定感の低さ
- こんな私と一緒になる相手が可哀想、そんな人現れない、など
大人になってから、結婚しなくてもいいかな、と思っている人と関わることが増えましたが
やはり、自分が育ってきた家庭環境に家族という憧れを持てないから。
そんな方が多かったんです。私だけじゃないって思いました。
実際に私も、自分がなぜ結婚願望がそれほどないのか。
若いのになぜ?子供は欲しくないの?と言われることが多く、
結婚願望がないことはおかしいのではないか。と思ったこともあります。
結婚に憧れがない家庭環境でも結婚した理由
実際に私も、今になっては実際に結婚していますが
結婚は無理してしなくてもいい。と思うタイプでした。
でもなぜ、結婚できたか(したか)を紹介していきます。
1番大事?パートナーの理解
今一緒に過ごしている旦那は、私の過去といまの状況全てを含め
私自身を否定するということがまったくなかったからです。
というより、全部を肯定してくれてました。
友人関係から始まっていたのもあり、嫌われたくないとか余計なことを考えずに
過去の話や両親の話をできてたというのが一番大きいかもしれません。
親や家族に対しての同じくらいの熱量
あまりにも実家に依存していない相手というのが大前提でした。
私の中で、両親という存在が非常に大きなコンプレックスだったので
付き合ってから毒親ということをカミングアウトするということ自体も
結婚を考える以上に心配なこと。
なぜなら、普通に考えて、私の方が“普通”じゃないから。

年末年始や長期休みは必ず親族一同集まってワイワイ!



いつでも行き来できる実家との距離!



家族はみんな仲良し!大事にしないとね!!!
きっと、それがなによりな事だと私も思っていますが
私と共に過ごす相手が仲の良い家庭で育ってきていた場合、
私の心境・状況を理解してもらうにはなかなか難しい。
パートナーだけではなく、お相手のご両親などからの圧もすごかった。



“親だから”って、どんなことされても
大事にしないといけないわけじゃないからね



それを理解してくれる人なだけでいい
実際に今回は、
結婚のあいさつや、両家の顔合わせもすっ飛ばして入籍しました。
相手のご両親は、きっと楽しみにしていたはずですが深く聞いてこず、
私が行くときは温かく迎え入れてくれています。



申し訳なくて会うたびに泣きそうになる
徹底的な反面教師
この人となら結婚してもいいのかもしれない、私も幸せになれるかもしれない…?
そう思ったら次は、絶対に両親みたいな夫婦にならない!!と
自分の中で、強い意志を持つこと。
私からしてみれば親と子という立場ですが、
親の前に1人の人間として、



…?
と思うことが多い2人だったので、
親とか夫婦より、ああいう人にならない。という気持ちを持ちました。
親のようになりたくないから結婚しないと思った過去
自分の中で、あの2人のようにはならないぞ…。と思いつつも
やはりいざ自分が結婚する可能性がでてくるとなると
まとわりついてくる、毒親からの影響。
長い間、これが普通。と思って生きてきた私のような人間は
なかなかすぐに毒親からの洗脳は解けないんです。
蛙の子は蛙なので、きっと私も同じことをしてしまう
さきほど書いた、徹底的な反面教師と繋がってしまいますが
あんな人にはならない。と思ってても、ふとした時に自分の行動で
親の面影を思い出してしまうことがありました。
そのたびに、自分に自信がなくなっていきます。



自分がされて嫌だったことをしてしまっている…
相手に対しての申し訳なさと、自分への絶望感。



こんな人間と過ごさせるくらいなら離れた方がいい
どんなに気を付けてても出てしまう癖や行動。
私と同じ気持ちを味わせたくないがために
自分はだれかと一緒にいるべきではない、
離れた方がいいと思ってました。
夫婦・家族・結婚生活、何に対してもいい印象がない
1人で気楽に生きていくことが最善。という考え方。
こんな毎日毎日喧嘩して、イライラして、人に当たってまで
他人とともに過ごす必要はあるのか???と思って両親を見ていたので
そこからポジティブな感情が芽生えるわけがないんですよね…。
思考回路としましては、
- なんでこんな状態で離れないんだろう?
- 子供がいるから離婚できないのであれば私という存在が原因。
- そうならないためには子供を産むという選択肢が消える。
- じゃあ、子供がいらないなら結婚しなくても同じだよね?
- 結婚しないならしがらみがない方がいいよね??
そう思ってたので、お付き合いする人がいても
結婚を見据えて!!という勢いでの交際ではなかったです。
ごく一般的な家庭で過ごしてきた人からすると、
「なんでそんな極論なの!?!?」と思うような考え方ではありますが
幼少期から大人にかけて十数年毒親から培われた思考回路なのです。
私なんか結婚できない、幸せになれないという否定され続けた結果の自己肯定感の低さ
どこからか湧き出てくる、幸せになる事への罪悪感と恐怖。



どーせ、うまくいくのは最初だけだし



どーせ、浮気していなくなるんだろうな



どーせ、なにか不幸な事が起きるんだろうな
自分の気持ちや考え方を否定されて生きてきたので、
自分自身が、自分に対して否定的な結論が当たり前になってくるんです。
どうせ別れるよ、どうせうまくいかないよ、どうせ捨てられるよ
自分が不幸になる前提の考え方が捨てられませんでした。


毒親と関わるのは私だけでいい、パートナーを巻き込むのが可哀想
とにかく、自分の両親を大切な人に会わせたくなかった。
失礼なことを言ったり、私を蔑むようなことを言ったり、ハラハラしかしない。
結婚をするにあたって、いわゆる普通の流れであれば
パートナーを両親に紹介したり、両家の顔合わせをしたり、
実家に一緒に帰って一緒にご飯を食べたり…。
そんなライフイベントが、私にはとても重荷でした。
それをしないためには【結婚しない】しかなかったんです。
そんな家庭持っている人と結婚したくないでしょう?
相手のご両親にも申し訳ないし、恥ずかしかったから。



そりゃ、私も自分の家族とそんなことしたかったなあ…。
普通は大切なはずの親に、大切な人を会わせたくないと思う自分を責めました。
ですが、先ほども記載した通り、今回の結婚した経緯では
結婚するまでの普通という流れをすべてすっ飛ばしています。
まとめ:両親の中が悪い家庭環境で育っても結婚はする



1人で生きた方が絶対に楽!大変なのは自分だけでいい!
そんな気持ちを持っていた私も結婚ができました。
結婚ができただけで、これから先どうなるかはわかりません。
今回はたまたま、私が避けて通りたかったしがらみをうまく
避けて通れた結婚になったんだと思います。
- 毒親ということのカミングアウト
- それにたいしての肯定
- 家族への熱量・距離感
- 相手のご両親
- 自分が過去と離れる決意
自分のコンプレックスをカバーしてくれる相手だったから
結婚に踏み入れられただけなんです。
きっと、相手が違ったらすべての状況が変わっていたでしょう。
でもそれだけ考えたら、毒親がどうのとかも関係ない。
今回、この人とご縁があったということを大事にしていきたいです。
私は今まで辛かった分、幸せになってやろう!!という気持ちです。



1人でも幸せになれるけど、2人でも幸せになれることもあるはず!
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